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心と脳について

みなさん、こんにちは。松田です。
11月も明日で終わりですね。今年も残り1ヶ月程度となりました。
なんだか最近は時間が経つのが早いなあと感じています。来月は「師走」という別名もあるくらいなので時の流れがさらに早くなりそうですね。それでも1年の締めくくりとして1日1日を大切に過ごしていきたいです。
 
今日は心と脳について少し書いてみたいと思います。
 
近年は脳についての科学的な研究が発展したこともあり、脳こそが全て・脳こそ心、といった風潮も強くなっているような気もしますね。
精神の疾患や障害をもつ当事者の方やその家族の方々が、これまではその原因を心の病気と考えていたけれど、脳の病気と考え直すことで気が楽になったというご意見を拝見したことがあります。
確かに心の病気としてしまうと性格上の問題として捉えられてしまい、当事者の方の人格を攻撃するようなケースになってしまうこともありますが、脳の病気とすることで、それでは仕方がないといった感じとなり、当事者の方々への直接的な批判が軽減される側面があるのだと思います。
 
また、精神科の先生が精神の病を心の病気と考えるから訳が分からなくなるのであって、はっきり脳の病気と考えた方が良い、という発言を拝読したこともありました。
向精神薬の服薬には警戒心を感じている方もまだまだ多い中で、心ではなく脳に作用すると考えて割り切ってみると、投薬への抵抗や負担も少なくなるかもしれません。
 
ただ、このサイトによると、心と脳のお互いの作用についてはまだまだたくさんの謎があるようです。
また、このサイトにもあるように心の全てを脳の機能へと限定させる「還元主義」に対して慎重になることもやはり重要なことだと思います。
 
脳細胞の損傷が原因と考えられる例えば認知症のようなケースでも、このサイトを読むと本当に感心するのですが、日々人と人との関係性を大切にし共感していくことが、個人への尊厳へと繋がっていくことが分かるかと思います。
 
これからも脳の研究は遺伝子のレベルでますます進んでいくでしょうから、心=脳と考える傾向は強くなっていくかもしれません。ただ、心を脳の問題として即物的に捉えるだけでなく、人間と人間の「あいだ」にあることを尊重していく姿勢こそが、心にとって最も大切なのかもしれないと感じています。