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花緑落語

こんにちは。サビ管のアキです。

年の瀬ですね。今年のアキ担当は本日がラストとなります。本年もお世話になりました。

尚、就労支援ブリッジは2018年12月29日~2019年1月3日まで年末年始のお休みをいただいております。お問い合わせ等の対応は1/4以降となりますので、ご了承くださいませ。

 


 

落語家の柳家花緑さんのトークショー?を聞いてきました。

ACFという団体が主催しているアート関連のイベントです。

市民ホールの会議室が即席の高座になってましたよ

市民ホールの会議室が即席の高座になってましたよ

柳家花緑さんは、ご自身が学習障害(読字障害)をお持ちであることを著書で明かし、最近はNHKの発達障害特集などにも頻繁にご出演されています。

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/11/24/kiji/20181124s00041000561000c.html

 

当日は、まるで長いマクラのような完全アドリブのトークから落語を1席という流れを2セットやっていただき、かなり豪華な時間を過ごしました。

ご自身を「多弁症」とおっしゃいますが、その場で思いつくままに話をして落語までやってピッタリ1時間に収めるというプロの所業に妙に感心してしまいました。おしゃべりに夢中になって時間が押してしまうなんてこと、話のプロにはありえないんですね。

ご自身でも、「話しながら時間を気にして、お客さんを気にしてといろいろなところに気を配ることが性に合っている」とおっしゃっていました。
逆に、何か一つに集中することのほうが苦手なようです。
発達障害といえばマルチタスクが苦手で過集中…というイメージの方が多いと思いますが、人によって得意不得意は色々ですね。

 

ブリッジのブログなので、花禄さんの発達障害の部分についてのお話を書いていきます。

 

小・中と主要5教科の成績はオール1で、体育や音楽など目で見て体を動かすこと、耳で聞くものについてはとても得意だったそうです。落語も基本的には口伝の文化ですものね。バレエをやっていた時期があったり演劇をやっていた時期があったりと、お母様の影響もあるのでしょうが、人間国宝の孫である噺家さんにしては多様な世界に関わっていらっしゃる印象があります。(ちなみにお兄さんが元バレエダンサーの小林十市さん)

ネガティブなことは、この場ではほとんど語られませんでしたが、学校の勉強ができないことについての劣等感は強かったようです。戦後最年少で真打ちになって200近いネタを覚えていてもなお「土台がグラグラしている」感覚があったそうです。

6年くらい前にご自身が学習障害であることを知ったことで「自分がバカだったからじゃない!悪いのは発達障害のせいなんだ!」と、発達障害という診断に寄りかかることができて、ものすごく楽になったとおっしゃっていました。だから、「いやいや花緑さん全然病気じゃないでしょ。障害あるように見えないですよ」と“発達障害を奪われる”ことがとても嫌なことなのだとも。

 

「得意なことだけやって生きていけばいいんですよ!」と明るくお話されていましたが、

「読む」ことに苦労があるなかで、ナレーションのお仕事だったり舞台のお仕事だったりと精力的にチャレンジしていく花緑さんには、苦手と向き合うことも多かったはず。苦手なことでも乗り越えられた理由は、「やりたい!」という強い気持ちだったのかもしれませんね。残念ながら、質疑応答の時間が限られておりそのようなお話について尋ねる機会はありませんでしたが…。

 

支援者としては、弟子の指導についてのお話などがすごく良くて…元気をいただきました。

12/28には、NHKの発達障害って何だろうスペシャルが再放送されるようなので、このブログを読んで興味を持っていただけた方は見てみてくださいね。