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助けを求める勇気

こんにちは。サビ管のアキです。

今日もブログ書けなかった…を毎日繰り返して1週間経ちました。「今日だけ頑張る」も「今日もできなかった」も、1日1日の積み重ねなんだなぁなどと考えています。というわけで、先週書く予定だったブログをお送りします。

 

映画【こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話】を見て来ました。

札幌市がプロモーションに力を入れていて、こんなロケ地マップなんて公開しているくらいなので、絶対どこかで視界に入っている映画だと思います。実際、事業所にもポスターが送られてきましたしね。

ブリッジのある琴似・山の手エリアはロケ地ど真ん中なんですよねー。

ブリッジのすぐそばにあるお菓子屋さん金の魔女でも現場に差し入れたというチョコバナナパイが売られていました。

ブリッジのすぐそばにあるお菓子屋さん金の魔女でも現場に差し入れたというチョコバナナパイが売られていました。

 

主人公の鹿野靖明さんは幼い頃から難病の筋ジストロフィーを患っていました。全介助を要するため施設で暮らしていた鹿野さんが一人暮らしを始めたのは、介護保険や障害福祉サービスが充実するずっと以前の1983年。お亡くなりになったのは2002年。

24時間連続した介護を受けられる重度訪問介護が受けられるようになったのは、2006年に自立支援法が施行された後のことですよね。

まだ障害者が地域で暮らすことなんてありえないと考えられていた時代に、自力で有償・無償のボランティアを募集しシフトをパズルのように組み合わせ、図々しくもたくましく生き抜いた鹿野さん。その姿をリアルに少しオーバーに?描いた映画でした。

リアルと言っても…私が大学に入った年は鹿野さんの最晩年。それまでは大学の授業に鹿野さんご本人がいらしていた時代もあったみたいですが、私のときはボランティアの方がお話をしに来ていたので、ご本人にお会いしたことはありません。

ただ、当たり前のように【バナナの本】は読んでいたし、札幌で福祉を学ぶ学生にとっては有名すぎる人でしたので、なんとなく身近に感じていたのです。

 

というわけで、神経難病の方のリハビリを専門にしている言語聴覚士の友人と一緒に映画を観てきました。

感想は…ふたりとも「大泉さん、めっっちゃ勉強したよね…」という感激でした。

リアルだったからこそ、劇中の何気ないシーンやセリフに涙が…。

 

この映画の中で、大泉さん演じる鹿野さんが言います。

「助けを求める勇気」が必要なのだと。

できないことはしょうがない。でも、助けてもらえばできる。

デートしたくても介助が必要。

何をするにも1人ではできない。

そんな状態では遠慮はしていられません。遠慮していたら褥瘡ができちゃうし、遠慮していたらトイレにも行けないんです。

 

そもそも自分の家なんだから遠慮するなんておかしいしょ。

 

と明るく言い放ったセリフが印象的でした。

 

かなり、なんでもない場面で涙を流しながら観ていましたが、一番泣けたのはこのセリフかなあ……。

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さて、障害の有無に関係なく人にはできないことがありますよね。逆に得意なこともあるはずです。

だから、ボランティア役の人たちも鹿野さんと対等に、時には相談に乗ってもらったり、応援されたりして過ごします。

 

いきなりボランティアを辞めてしまう学生はこう言います。「だって鹿野さん、全然かわいそうじゃないんだもん」

劇中、鹿野さんとボランティアたちは対等な関係性として描かれています。それを表す、そして当時の一般的な障害者の見方を端的に表すシーンだと思いました。

 

助けてと言い出せないのは、自分が助けられる立場・弱い立場にいるという負い目があるからというのもありますよね。

 

ミスをしたとき

少しだけ体調を崩したとき

わからないことがあったとき

 

気軽に上司や支援者に言えないのは、自分が障害者だからという負い目があるからではないでしょうか。

本当は、社会人になった以上は支援する側される側の区別は無く同じ社会人のはずなのに。あくまでも社会人の先輩後輩であるはずなのに、なぜか言えない。

企業側は「もっと言ってくれればいいのに」「発信してほしい」と思っているんですけどね。

病気になって、障害があって、できないことがあるから申し訳ないと必要以上に萎縮すること無く「その分、こんなことで役に立とう!役に立っている!」と思えることが、元気に働いて生きていくために必要なことなんだろうなと思います。

 

ブリッジの支援では、訓練を通して「自分のスキルでも役に立てる」とか、「仕事をしてお金を稼ぐ」といった経験をしていただき、働く自信・生きていく自信をつけていただくことを目標にしています。

実際に一般企業で動かしているような案件(WEBや紙)の制作に関わったりできる事業所は、あまり多くないと思います。

働きたいけれどなかなか踏み出せない方にこそ、まずはブリッジにお問い合わせいただければと思います。